2014年5月4日日曜日

USAPC 2013観戦旅行:準備編①

USA Pro Cycling Challenge 2013 観戦旅行 ~準備編~


去年の8/19~27に、アメリカのコロラド州で開催されるUSAプロサイクリングチャレンジ観戦に行ったレポートです。今更書くのかという遅さですが、日本からあんまり行った人いなさそうなレースですし、自分がどうやって行ったかという記録です。

①旅の目的

レース概要

USAプロサイクリングチャレンジ(もしくはUSAプロチャレンジ)は、元々クアーズ・クラッシックというレースをもとに開催されるようになったコロラド州で行われる7日間のステージレース。
2011年に第一回目が開催され、初代優勝者はリーヴァイ・ライプハイマーでした。

何故このレースを観戦したかったか

ストリーミングで観戦していて、面白そうだと思ったし割と豪華な面子が揃います。
そして、ガーミンは初年度からこのレースにいいメンバーを送り込んでいました。なんといってもヴォータース監督の故郷であり、ガーミンというチームのアメリカでの本拠地。所謂ホームでのレースなんですね。エースはクリスチャン・ヴァンデヴェルデで、2011年はITTで惜しくもライプハイマーさんに負けて相当落ち込んだし悔しかった様子。
2012年には、勝つと宣言して本当に総合優勝しました。2013年はヴァンデヴェルデ引退の年で、このレースが最後になるのでは?と思っていたのです。実際は世界選主権のTTTが最後になりましたが。ディフェンディング・チャンピオンとして1番のレースナンバーで走る、故郷アメリカでの最後のステージレース。ファンとしては、引退前に彼が走っている姿を現地で見たかったのです。

出走メンバー

予想では、ディフェンディングチャンピオンのヴァンデヴェルデ、コロラドっ子達(アレックス・ハウズ、ピーター・ステティナ、トム・ダニエルソン)、コロラドに縁が深いラクラン・モートン、デイヴィッド・ザブリスキー、タイラー・ファラーあたりまでは予想してました。
発表されたのが8月8日。ヴァンデヴェルデ、ダニエルソン、ザブ、モートン君までは当たりましたが、まさかミラーさんが来るとは・・・。SKYが初参戦でミラーさん妹のフランさんもアメリカに来るというのもあったと思うのですが、コロラドからカナダへと続く北米ツアー、そして世界選主権TTTにミラーさん、ヘシェダル、ザブ、ダニエルソン、ファラーとガーミン黎明期からのメンバーが入れ替わりヴァンデヴェルデと一緒に走ったのが感無量でありました。

Team Garmin-Sharp (USA)
1 Christian Vande Velde (USA)
2 Thomas Danielson (USA)
3 Thomas Dekker (NED)
4  Rohan Dennis (AUS)
5  David Millar (GBR)
6  Lachlan David Morton (AUS)
7  Andrew Talansky (USA)
8  David Zabriskie (USA)


②日程

まず航空券をレースが開催される日程で取りました。最初は仕事をしていたので休みが取れるであろう期間。ANA(ユナイテッドと提携)で成田からデンバーまでの直行便もスタートしており、ANAから直接チケットを予約しました。

8月23日(金)
  東京(成田) - デンバー
  17:00発12:50着

8月27日(火)
  デンバー - 東京(成田)
  12:20発15:35着(翌日)

しかし、仕事を辞めることになりまして・・・(汗)こうなったら行けるときに行くしかないと思い、航空券を取り直しました。3万円のキャンセル料痛かったですが、最初にとった時より航空券の値段は下がっていました。しかも、急遽7月にツール観戦も行ってきました。我ながら後先考えてないというか、やりたい放題でした。

往路
8月19日(月)
  大阪(伊丹) - 東京(成田)
  14:20発15:40着 飛行時間:1:20

 8月19日(月)
  東京(成田) - デンバー
  17:00発12:50着 飛行時間:10:50

 8月19日(月)
  デンバー - アスペン
  16:07発16:47着 飛行時間:0:40

復路
 8月26日(月)  NH7033
  デンバー - 東京(成田)
  12:35発15:30着(翌日) 飛行時間:11:55

 8月27日(火)  NH2179
  東京(成田) - 大阪(伊丹)
  18:05発19:20着 飛行時間:1:15

USAPCのスタート地点がコロラドの山奥にある別荘地アスペン。デンバーからは車で4時間ほどかかる場所。デンバーから乗り継ぎでアスペンまで行けるので、思い切って行くことにしました。
ここからレンタカーで最終地点のデンバーまでレースを追うか、あるいはアスペンのスタートだけ観戦して、もう一度飛行機でデンバーまで戻るか未確定でした。
なぜ未確定だったかというと、自分がレンタカーでどこまで運転できるかわからなかったからです。なんせペーパードライバーでしたので。
現地に行くまで一応車の運転練習はしましたが、あんまり人に薦められない無茶をしているなあと思います。


③交通手段

コロラドでは電車での移動という手段は、ほぼ皆無です。
必然的にレンタカーでの移動ということになるのですが、それ以外にも移動の手段を調べました。

RTD skyRide
デンバー国際空港からデンバー市内までを結ぶ公共バス。
空港からボルダーまでは"AB Boulder"と表示されているバスに乗れば直行できます。その他、デンバー市内からボルダーなどルートがいくつかあります。レンタカーよりはお金はかかりませんが、時間などの制約はつらいところ。
しかもバス停からホテルが遠いと荷物を運ぶのが大変かも。

SuperShuttle
スーパーシャトルはタクシーに近いですが、ルートと運行時間は決まっています。乗り合い(Shared Ride Van)での利用が一番安いですが、個人での利用も可能ですがその分料金は高いです。

Colorado Mountain Express
コロラドの山間部からデンバーまでを結ぶシャトル。もしレンタカーが無理そうな場合の山間部移動手段として検討しました。ブリッケンリッジ、ヴェイル、ビーバークリーク、バチェラーガルチ、アスペン、スノーマスとUSAPCのスタート&ゴール地点の街へのルートがありました。
そもそも運行のある街はスキーリゾート地で、その為の交通手段として存在しているんですね。
コロラド・マウンテン・エクスプレス社以外にも山間部へのアクセスはデンバー国際空港のページでも紹介されています。

結論から言うと、ずっとレースを追うならレンタカーがベストです。
時間の制約無く、自分の思うままに移動できます。レース会場での駐車場は公共の駐車場(無料)かレース会場付近に主催者が用意している駐車スペースがありました。

レンタカーの会社はアスペン空港にはHertzとAlamoがあります。
アメリカに出張によく行かれるフォロワーさんがHertzを薦めて下さったので、Hertzの会員登録もしましたが結局Alamoにしました。ロックバンドのライブでマイアミ旅行されたフォロワーさんがHertzのナビが微妙で、AlamoのナビはGarminですよと教えて下さったのです・・・。
ガーミンファンならGarminのナビ使うしかないじゃないですかー!
という訳で、Alamoに決定。日本で出発の3日前くらいに予約しました。最後の最後までレンタカーにするか迷ったんですよ・・・。

借りたのは一番お安いコンパクトカーのプランで、ガーミンのナビもレンタルで追加。
日本から予約するとフルの保険に加入することになりますが、ペーパードライバーで何が起こるかわからなかったですし、アスペンという小さな空港ですのでレンタカーの台数も少ない。そこで車が借りれなかったら困るし、日本から予約して行きました。どんな車でも運転できるぜ!って人は現地で直接レンタルしたほうが安いと思います。

Alamo Rent a Car
日本語で予約できます。デンバー国際空港であれば、Economyで日本の車種が選べるかもしれませんがアスペン空港では無理そうです。駐車場の車の台数の少なさと種類みるかぎりコンパクトカーはFord一択でした。


次はホテルの予約、移動ルートについて書きたいと思います。